グローバルで先進的なデジタルツインと空間インテリジェンスソリューションを提供するBeamoは、2025年7月9日から11日までCOEX Hall Cで開催された「2025 無人移動体産業エキスポ (Unmanned System World Congress, UWC 2025)」において、当社の革新的なソリューションが主要なセッションで紹介されたことをお知らせいたします。–ソウル、2025年7月12日
このエキスポは、産業通商資源部、科学技術情報通信部、国防部などが主催し、無人移動体産業の現状と未来のビジョンを提示することを目的とした、韓国最大級の権威あるイベントです。Mobilio、韓国航空宇宙産業(KAI)、LIGネクスワン、現代ロテムといった業界をリードする企業が一堂に会し、最先端の無人移動体技術とその多様な活用事例が披露されました。
エキスポ会期中の2日目に行われたプログラム「知能型4足歩行ロボットの活用」セッションでは、ロボット業界でその名を知られるMobilioのCEOイ・ジンシク代表が登壇し、当社のソリューションが四足歩行ロボットの未来にどのように貢献するかについて詳細に語りました。
CEOは、20分間にわたるプレゼンテーションで「人工知能4足歩行」をテーマに講演し、山火事や建物火災の鎮圧など、これまで人が立ち入ることが困難だった現場における四足歩行ロボットの計り知れない可能性を強調しました。その機動力と環境適応能力は、未来の災害対応において中心的な役割を果たすと期待されています。
一方で、現状の四足歩行ロボットが抱える主要な課題も明確に指摘されました。具体的には、バッテリーの急速な消耗(実用には最低3~4時間の稼働が必要)と、通信途絶による中央管制室からの制御不能リスクです。これらの課題は、ロボットの広範な実用化を阻む大きな壁となっています。
MobilioのCEOは、これらの課題を克服するための解決策として、ロボット犬、ドローン、人工衛星を連携させた「通信」の重要性を強調しました。そして、何よりも重要なのが、デジタルツインを介した「事前のマップ認識」であると述べました。複雑な屋外環境でロボットが自律的に動き、確実に任務を遂行するためには、この正確な環境認識能力が不可欠なのです。
プレゼンテーションのハイライトとして、MobilioのCEOはBeamoとのパートナーシップによって実現した四足歩行ロボットの自律走行映像を公開しました。この映像は、Beamoの高精度なデジタルツインソリューションが、ロボットのナビゲーションや環境認識においていかに重要な役割を果たすかを明確に示唆するものでした。
当社のデジタルツイン技術は、現実世界の環境を忠実に再現した仮想空間を構築し、ロボットがその環境をリアルタイムで認識・マッピングすることを可能にします。これにより、たとえ通信が不安定な状況下でも、ロボットは自身の位置を正確に把握し、最適な経路で自律的に移動し、任務を遂行できる基盤を提供します。
Mobilioとの協業は、当社の技術が災害対応、インフラ点検、そしてこれまで人が立ち入ることが困難だった様々な分野におけるロボット活用の可能性を大きく広げることを証明しました。
Beamoと四足歩行ロボットとのこれまでの取り組みについては、以前のPoCに関する記事でも詳しくご紹介しています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。
参考記事:Beamoと四足歩行ロボットによる革新的な概念実証(PoC)
今回のエキスポでの大きな反響は、無人移動体産業における技術革新と実用化に向けた新たな道筋を示すものでした。Beamoは、今後もパートナー企業との強固な協力を通じ、最先端の無人移動体技術の進化と社会実装に貢献してまいります。
Beamoのデジタルツインソリューションが、お客様のビジネスや社会の課題解決にどのように貢献できるか、詳細にご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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Beamo広報担当:info@beamo.ai